AppleがBeats買収に向けて真剣な交渉を進めているという本日午後の報道を受け、ニューヨーク・ポスト紙は、共同創業者のジミー・アイオヴィン氏が間もなく同社に加わる可能性があると報じている。同紙によると、アイオヴィン氏は「特別顧問」として、ティム・クック氏に「クリエイティブ関連事項」について報告することになるという。
ジミー・アイオヴィンはレコード・映画プロデューサーであり、非常に成功した起業家でもあります。彼は90年代初頭にインタースコープ・レコード(後にユニバーサル ミュージック グループ傘下となる)を共同設立し、その後2006年にはBeatsを設立しました。Beatsもまた、近々Appleに買収されるのではないかと噂されています。
以下はワシントン・ポストのクレア・アトキンソン氏のコメントです。
ビーツ・エレクトロニクスの社長であり、音楽業界のベテラン幹部でもあるジミー・アイオヴィン氏が、クリエイティブ関連事項についてティム・クック氏の「特別顧問」としてアップルに入社する交渉中であると、交渉に詳しい2人の情報筋がワシントン・ポスト紙に語った。[…]
アイオヴィン氏とUMGとの契約は2014年末までとなっている。アイオヴィン氏がアップルに移籍すれば、1カ月前にカリフォルニア州クパチーノに本社を置く同社に小売部門の責任者として入社した元バーバリー幹部のアンジェラ・アーレンツ氏のような人物の仲間入りをすることになる。
アイオヴィン氏のApple入社がBeats買収の結果なのか、それともいずれにせよ入社を予定しているのかは現時点では不明です。しかし、彼にはAppleとの経歴があります。昨年はティム・クック氏とエディ・キュー氏と面会し、2000年代初頭にはスティーブ・ジョブズ氏と複数のプロジェクトで共に仕事をしました。
本日午後、フィナンシャル・タイムズは、AppleがBeats(ヘッドフォン製造ハードウェア部門と最近開始したストリーミング音楽サービスの両方)を最大32億ドルで買収する交渉を進めていると報じました。実現すれば、Appleにとって過去最大の買収となります。