有名なゲーム出版社のアクティビジョン・ブリザードは、人気ビデオゲームシリーズ「キャンディークラッシュサーガ」のメーカーであるキングデジタルを、59億ドルという巨額の取引で買収すると、両社が火曜日に発表した。
「ワールド オブ ウォークラフト」、「ディアブロ」、「コール オブ デューティ」のビデオゲームシリーズで知られるアクティビジョンは、アクティビジョン・ブリザードの完全子会社であるABSパートナーズがキングの発行済み株式すべてを1株当たり18ドルの現金で買収し、株式総額を59億ドルにすると発表した。
両社の取締役会は全会一致でこの取引を承認しており、キングス社の株主とアイルランド高等裁判所の承認待ちとなっている。取引は2016年春までに完了する見込みである。
「今回の買収により、当社は次の段階へと進化し、選手と従業員に明確な利益をもたらすと確信しています」とキング氏は声明で述べた。
「当社のモバイルおよび基本プレイ無料の専門知識と、Activision Blizzardの世界クラスのブランド、そして最も成功したフランチャイズを構築し維持してきた実績を組み合わせ、世界最高のゲームを世界中の何百万人ものプレイヤーにお届けします。」
キングデジタル社のCEO、リカルド・ザッコーニ氏によれば、同社は9月四半期のモバイルとFacebookの月間アクティブユーザー数が驚異の4億7,400万人に達したと主張している。
この買収により、モバイル分野でのアクティビジョンの影響力拡大につながるだろう。同社はモバイル分野で、キャンディークラッシュサーガやキャンディークラッシュソーダサーガといったゲームが米国で最も売り上げの多いモバイルゲームのトップ5に入っているキングのような新興企業に対して苦戦している。
キャンディークラッシュサーガだけでも、プレイヤーは2014年にアプリ内購入を通じて13億ドルを費やした。このゲームはキングの四半期収益の約45%を占めている。
キングデジタルは昨年株式を公開した。
両社は、今回の買収により、世界196カ国で合計5億人以上の月間アクティブユーザーを抱える世界最大級のエンターテイメントネットワークが誕生し、アクティビジョン・ブリザードがモバイルゲームの世界的リーダーとなることが期待されると強調した。
出典: アクティビジョン