Appleは昨日、watchOS、tvOS、OS Xの最新ベータ版に加え、iOS 9.3ソフトウェアアップデートの5番目のベータ版を登録開発者向けに公開しました。この新しいベータ版には、Appleがソフトウェアの一般公開に先立ち、ユーザーエクスペリエンスの改良を続けており、いくつかの興味深い変更が盛り込まれているようです。
iOS 9.3 の目玉新機能の 1 つである Night Shift モードは、最新のベータ版で再度調整され、ユーザーは明日まで設定内でこの機能を手動で有効にできるようになりました。また、この機能は低電力モードでは自動的に無効になります。
「設定」→「画面表示と明るさ」→「Night Shift」セクションに、「明日まで手動で有効にする」という新しいスイッチが追加されました。このスイッチでNight Shiftを有効化できます。さらに、iPhoneが低電力モードになっているときはNight Shiftモードが無効になり、コントロールセンターと設定でNight Shiftのトグルがグレーアウトします。
以前のベータ版では、低電力モードを有効にすると、バッテリー消費を抑えるためにNight Shiftモードが自動的に無効になりましたが、手動でNight Shiftモードを再度有効にすることは可能でした。ベータ5では、iPhoneが低電力モードのときはNight Shiftモードを使用できなくなりました。
さらに、コントロールセンターのNight Shiftアイコンをタップすると、特定の時間まで機能をオンにするオプションを含むダイアログが表示されます。iOSがNight Shiftモードを無効にする正確な時間は、日没、日の出、または特定の時間など、カスタムスケジュールに基づいて決定されます。
以前は、コントロールセンターでナイトシフトモードのスイッチを切り替えると、「 今すぐオンにする」 と「明日までオンにする」という2つの選択肢が表示されていました。また、iOS 9.3ベータ4を搭載したiPhoneで撮影された以下のスクリーンショットからもわかるように、設定でナイトシフトモードを明日まで有効にするオプションは、以前のiOS 9.3ベータ版には存在しませんでした。
ご覧のとおり、Apple は色温度スライダーのデザインも改良しました。冷色と暖色のしきい値の横にある青とオレンジのドットがなくなり 、以前の「冷色」と「暖色」ではなく、「暖色が少なくなる」と「暖色が多くなる」と表示されるようになりました。
最後に、この機能の説明が変更され、iOS では「温度を高くすると目の疲れが軽減される」と表示されるようになりましたが、ベータ 4 では単に「温度設定が高すぎると画面上の動きの見え方に影響を及ぼす可能性がある」とだけ記載されていました。