iPhone 6の外観に関しては、何が期待できるかかなり分かっているようだ。いくつかの報道では、この端末はより大きなディスプレイとiPadのような新しいデザインになると指摘されており、これまでにリークされたケースやコンポーネントのほとんどがそれに一致している。
しかし、新型iPhoneの機能や性能に関しては、まだはっきりとはしていません。VentureBeatによる散発的な報道の中で最新のものは、情報筋によると、新型iPhoneにはNFC技術やワイヤレス充電機能などが組み込まれるとのことです。
VentureBeatのマーク・サリバン氏は次のように報告している。
関係筋がVentureBeatに語ったところによると、今秋発売予定のiPhone 6には、近距離無線通信(NFC)、ワイヤレス充電、より高性能な4Gアンテナ、はるかに大型の画面など、待望の機能がいくつか搭載されるという。
新しいiPhoneは完成に近づいており、現在、耐久性、速度、ネットワークパフォーマンスなどのテストが行われています。[…]
情報筋によると、これらの機能はiPhone 6のデザインの一部となっているものの、Appleは過去にも発売直前に主要デバイス機能を削除してきたという。例えば、新型iPhone 6のNFC無線機能は、モバイル決済エコシステムがまだ準備できていないとAppleが判断した場合、発売直前に削除される恐れがある。
サリバン氏は、Appleが過去にiPhoneから主要な機能を最終段階で削除したことがあると指摘しており、その点は正しい。2012年には、iPhone 5の後期プロトタイプにNFC(近距離無線通信)チップが搭載されていたと報じられたが、量産前に端末から削除された。
AppleがNFCの導入に踏み切ろうとしていることは興味深い。特に、同社がモバイル決済システムの開発に取り組んでいるという憶測が続いていることを考えるとなおさらだ。また、わずか数年前に同社のフィル・シラー氏がこの無線技術の必要性に疑問を呈していたことを考えると、これは注目に値する。
iPhone 6のシェルと思われるもの
シラー氏は過去にもワイヤレス充電システムを軽視しており、壁のコンセントに差し込む必要があるため「どれほど便利になるのかは不明だ」と述べている。VentureBeat はiPhone 6がどのシステムを採用するかは明らかにしていないが、この技術は近年大きく進歩している。
サリバン氏はレポートの締めくくりとして、今年のiPhoneはディスプレイの大型化とLTEの強化を特徴とする、これまでの噂を再確認した。Apple がいつ発表する予定なのかは明言していないが、秋頃、おそらく9月頃のイベントで発表されるというのが大方の見方だ。