Appleの携帯電話がついに中国で主要ネットワーク認証を取得し、年末商戦のピークである春節(旧正月)を前に発売への道が開かれた。ウォール・ストリート・ジャーナルが報じたところによると、中国の通信設備認証センター(Telecommunication Equipment Certification Center)は、iPhone 5が中国第3位の携帯電話事業者である中国電信(China Telecom)のネットワークと互換性があるとライセンスに記している。同紙によると、中国の販売業者は認証取得後数週間以内に新製品の販売を開始することが多く、13億3000万人という巨大な市場におけるiPhone 5の正式発売は間近に迫っている可能性が高い。
ポール・モズールはウォール・ストリート・ジャーナルのブログに次のように書いている。
規制当局のウェブサイトによると、iPhone 5に似たAppleのデバイスが中国で「ネットワークアクセス」ライセンスの承認を受けたという。
中国電信は先週、iPhone 5の予約注文の受付を開始した。この端末はWCDMAとCDMA-2000の両方の認証を取得しているが、規制当局のウェブサイトにはiPhoneが聯通のモバイル規格をサポートするとは記載されておらず、中国電信と同時にこの端末を販売することはできないだろう。
そして噂にもかかわらず、6億人以上の加入者を抱える世界最大の通信会社である中国移動は、まだアップルとの販売契約の交渉を行っていない。
Apple の iPhone 5 の世界展開には、2012 年末までに 100 か国で 240 社の通信事業者を通じて販売される予定 (台湾では 12 月中旬に発売予定)。
中国は規模と収益貢献の両面で重要であり、Appleの前四半期売上高の約5分の1は中国で達成された。ティム・クックCEOもこの点を指摘し、投資家との対話の中で「中国における需要は桁外れだ」と明言した。
調査によれば、中国は近いうちに米国を抜いて最大のiOSおよびAndroid市場となる可能性がある。