Appleは月曜日、iOS 7に「アクティベーションロック」を搭載すると発表した。これは、同社がスマートフォンサミットに出席する数日前のことだ。ニューヨーク州司法長官のエリック・シュナイダーマン氏とサンフランシスコ地方検事のジョージ・ガスコン氏は、iPhoneの新機能に関する詳細を待っていると述べた。
iPhoneの盗難が急増しており、十分な対策を講じていないとの報道を受けて、Appleはアクティベーションロックにより盗難されたiPhoneが使用されるのを阻止できると主張した…
iOS 7 のアクティベーション ロック機能は、窃盗犯が「iPhone を探す」機能を無効にできないようにすることで機能し、端末の所有者や法執行機関が端末の位置を追跡できるようにします。
Appleのソフトウェアエンジニアリング担当SVP、クレイグ・フェデリギ氏は昨日の開発者会議で次のように述べた。
泥棒が「iPhoneを探す」をオフにしようとしたり、デバイスを完全に消去したとしても、iCloudのユーザー名とパスワードがわからないため、再アクティブ化することはできません。
これに対し、2人の法執行官は「スマートフォンの盗難対策におけるAppleの姿勢に感謝する」と述べた。しかし、 AP通信の報道によると、両氏は「アクティベーションロック機能については、その実際の機能を理解するまで判断を保留する」としている。
すでに述べたように、ニューヨーク市やその他の地域の法執行機関は、iPhone 関連の盗難事件の急増にどう対処すべきか困惑している。
実際、ニューヨーク市警察は、こうした窃盗(一部は暴力に発展することもある)がいかに蔓延しているかを示すために、「アップルピッキング(Apple-picking)」という造語を作り出した。FCCによると、強盗の3件に1件はスマートフォンの盗難に関係している。FCCは、盗難された携帯電話のデータベースを構築し、端末の追跡に活用しようとしている。
法執行当局は、Apple、Google、Samsung、Microsoft が自社の携帯電話に「キルスイッチ」をインストールしてデバイスを使用不可にすることを望んでいるが、アクティベーションロック機能は、都市部での iPhone 盗難を抑制するための Apple の次善策となるかもしれない。