macOS Mojaveの新しいセキュリティツールの影響で、1Password for Macの開発チームは、アプリの最も注目すべき機能の1つを無効化しました。同時に、ダークモードが導入され、Safariで1Password拡張機能がより使いやすくなりました。
1Password 7.2以降、パスワードは一度入力すると自動的に送信されなくなります。一部のユーザーにとっては意外な変更かもしれませんが、この変更については1PasswordのMichael Fey氏が最近ブログ記事で解説しました。
以前のバージョンの1Password for Macでは、Safariでパスワードを自動入力し、ウェブサイトでは改行文字を送信していました。これは便利な機能ではありましたが、この処理中に1Passwordは、パスワードが正規のフィールドに入力されているのか、それとも疑わしいウェブサイトによって作成されたものに入力されているのかを判断できませんでした。
フェイ氏はまた、自動送信機能が不完全であった理由についても説明し、次のように述べています。
ウェブサイトが1Passwordの想定通りに動作しないことがあります。その結果、パスワードが最適に入力されなかったり、フィールドが空白のままになったりすることがあります。このような場合に1Passwordがフォームを自動的に送信してしまうと、ユーザーに1Passwordの期待通りの動作とはかけ離れた体験を与えてしまい、混乱を招く可能性があります。
1Password が自動送信ツールの削除を決定したのには、もっと重大な理由があります。Apple が macOS Mojave のセキュリティ対策として、その背後にあるメカニズムをサポートしなくなったのです。
結果として:
より安全な環境に向けたさらなる一歩として、キーボードの「Return」キーを仮想的に入力できるアプリが大幅に制限されました。
一部のユーザーはこの変更を懸念するかもしれませんが、1Passwordの最新バージョンには大きな期待が寄せられています。このソフトウェアは、Appleの新しい認証サービスによって完全に認証されました。これは、このソフトウェアがクパチーノのスタッフによってマルウェアに感染していないことが検証されたことを意味します。
1Password 7.2は、Safari拡張機能がアプリに統合された最初のバージョンでもあります。つまり、1Passwordに別途ブラウザ拡張機能をインストールする必要はもうありません。
1Password には、同じ名前の macOS Mojave 機能をサポートする新しいダーク モードも追加されています。
1Password は、Mac App Store および 1Password Web サイトから入手できます。