Appleはなぜ、4Kコンテンツをフル解像度で画面に表示できないスマートフォンで4Kビデオ撮影を可能にしたのでしょうか?理由は多岐にわたりますが、明らかな理由の一つは、鮮明な解像度を維持しながらビデオをズームインできるためです。
偶然にも、iOS 9では写真アプリでピンチズームとダブルタップによるビデオズームがサポートされました。これにより、今日のほとんどのディスプレイで美しく表示されるために必要な解像度を犠牲にすることなく、ビデオの特定の部分を拡大表示できるようになりました。ズーム機能は、4K編集をサポートするiMovieなどのアプリで作業する際に、クリエイティブで柔軟なビデオ編集ソリューションを可能にします。つまり、ズームこそが全てなのです。
iOS 9の写真アプリでは、ダブルタップで特定の場所を拡大するか、ピンチでズームすることでビデオを拡大できます。iMovieでは、タイムラインをタップし、ビューアの右下にある虫眼鏡アイコンをタップして、ピンチでズームすることでビデオを拡大できます。
前述のように、これはビデオ作品に多様性を加えたいと考えているビデオ編集者にとって特に便利です。iMovie のコントロールと機能は非常に限られていますが、ジャンプカットやトランジションを使用してビデオに基本的な強化を加えたり、ミックスにズームを組み込んでさらに華やかさを加えたりすることができます。
フル4Kフレーム(左)と鮮明な解像度を維持したズームインフレーム
iPhone本体は4K解像度を画面に表示できませんが、少なくとも4Kで撮影・編集できることには大きなメリットがあります。鮮明でクリアな画質を維持しながら、動画の特定の部分を拡大表示できるだけでなく、新たなクリエイティブな表現力も生み出します。
違いを詳細に強調したエクスポートされたビデオは次のとおりです。
https://www.youtube.com/watch?v=TNAf4nATk6w
AppleがiOS向けの本格的なビデオエディタをリリースしてくれるのを待ち望んでいます。iPad ProはiOS版Final Cut Pro Xの恩恵を大いに受けることはもちろん分かっていますが、iPhone 6s Plusのような小型デバイスでも同様の恩恵を受けるのではないかと思います。
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