昨日、ティム・クック氏はテレグラフ紙のアリスター・ヒース記者と同席し、Apple TVとテレビの将来、iPad Proの近日発売、Apple Watchの計画など、さまざまな話題について語った。
クック氏によると、同社は追加の健康機能を検討しているという。また、AppleがApple Watchを米国食品医薬品局（FDA）の認証プロセスにかけたくない理由などについても明らかにした。
「時計自体をFDAの審査に通したくはないが、時計に隣接するものをFDAの審査に通すことは構わない」と同氏は述べ、アップルが健康分野でさらなる計画を持っている可能性を示唆した。
ご記憶にあるかと思いますが、Apple は 2015 年 4 月の Apple Watch 発売に先立ち、FDA の幹部と数回の会議を開催しました。しかし、一体なぜ Apple Watch 自体が規制され、政府認可の健康製品となることを同社が望まないのでしょうか?
「時計に隣接する何かをそこに通すことは構いませんが、時計自体を通すのはやめましょう。なぜなら、そうすると私たちのイノベーションが阻害されてしまうからです。サイクルが長すぎるからです。しかし、それに隣接する何か、例えばアプリとか、何か他のものを思い描くことはできます」とクック氏は述べた。
発表に先立ち、このデバイスには多数の健康センサーが搭載されるという噂が広まっていたが、市場に登場したのは内蔵心拍数モニターのみだった。
iPad Proへの熱意
スマートフォンに比べてアップグレードサイクルが長いことと、業界全体の減速により、数四半期にわたり売上が減少しているにもかかわらず、iPadの将来性に対するクック氏の熱意を冷ますものは何もない。
クック氏は、iPad Pro は多くの人にとってノートパソコンやデスクトップパソコンの現実的な代替品であると述べ、平均的な消費者はもはや PC に興味がないと主張している。
iPad Proの購入を計画している人は「使い始めると、携帯電話以外は何も必要ないという結論に達するだろう」とクック氏は主張した。
「スケッチをすると、信じられないほど素晴らしい」と彼は言い、「もうパッドを使いたくなくなる」と付け加えた。アップルは昨日、明日発売予定のiPad Proの初のCMの放映を開始した。
Apple TVの売上は「驚異的」
Apple TVについて、クック氏は初期の売れ行きは素晴らしいと述べたものの、具体的な数字には触れなかった。「非常に好調なスタートを切りました。最初の数日間は非常に好調でした」とクック氏は語った。
クック氏は、アプリが「リビングルームを完全に変えるだろう」と考えており、デバイスが「我々の予想よりもはるかに大きくなるだろう」と予想している。
出典：テレグラフ
