業界紙デジタイムズが月曜日に引用した日本経済新聞の報道によると、アップルの契約製造業者であるフォックスコンはシャープの買収を活用し、中国北部の貧困地域にある人口600万人の都市、鄭州にOLED生産ラインを設置する計画だという。
シャープはOLED生産ラインの設置に1000億円(約8億6400万ドル)を投資し、2019年に量産を開始する予定だ。
日経は同工場とアップルを結び付けるまでには至らなかったが、フォックスコンは鄭州工場でiPhoneを組み立てているため、シャープのOLED生産能力拡大は次期iPhoneモデル向けのOLEDパネル供給を目的としていると推測するのはほぼ間違いないだろう。
日本のサプライヤーである酒井ディスプレイプロダクツは、OLED試験生産ラインを設置するためにすでに570億ドルを投資しており、2018年に量産を開始する予定であると報じられている。
フォックスコンとシャープは酒井の株主である。
鄭州にあるフォックスコンのiPhone製造工場の内部を詳しく調べたニューヨーク・タイムズの最近の報道によると、同工場はピーク時には1日50万台のiPhoneを生産できるという。
地元住民から「iPhone シティ」と呼ばれる鄭州工場は、世界の iPhone 生産量の半分を担っています。
写真:鄭州フォックスコン工場で夜勤を終えた労働者と早番に戻ってくる労働者が交差する。写真提供:ジル・サブリエ、ニューヨーク・タイムズより
出典:DigiTimes