脱獄者にとって、今やTweakの天国です。ここ最近、大量のTweakやアプリがリリースされており、その勢いは当分衰える気配がありません。Tweakのプレビュー、つまり開発中の未公開アイテムがチラホラと公開され始めると、状況は正常に戻ったと分かります。
私が初めて試してみた未リリースのTweakの一つがFancyです。Fancyは近日リリース予定の脱獄Tweakで、iOS 7の主要機能をカラー化できます。通知センター、コントロールセンター、バナー通知、音量HUD、ドックなど、様々な機能をカラー化できます。
Fancyは、説明を聞くとあまりクールに思えないかもしれませんが、実際に使ってみると考えが全く変わる、そんな調整の一つです。そのため、休憩後に公開した完全版の動画チュートリアルをぜひご覧ください。
Fancy(リリース後にCydiaのBigBossリポジトリで利用可能になると思われます)をインストールすると、標準設定アプリの下部近くに新しい設定パネルが表示されます。ここで、iOS 7を構成する様々な要素のカラーリングを設定できます。
Fancyには、調整の影響を受けるすべての領域に同じ色を適用するグローバルな色合いを設定する機能があります。これは色合いの均一性を確保する最良の方法ですが、iOSのセクションごとに異なる色合いを適用したい場合もあるでしょう。例えば、コントロールセンターは紫、通知センターは黄色といった具合です。Fancyでは、個々のセクションのオーバーライドを活用すれば、これは完全に実現可能です。
Fancy には、次のセクションに色のオーバーライドを追加する機能が含まれています。
- バナー
- 通知センター
- コントロールセンター
- ドック
- HUD
- スポットライト
- アシスタント
- キーボード
これらの各セクションは、次のいずれかの色になります。
- 赤
- オレンジ
- 黄色
- 緑
- 青
- 水色
- 紫
これらの色は、グローバルな色合いとして適用することも、前述のセクションごとに個別に適用することもできます。ご想像のとおり、色合いの変更はデバイスを再起動する必要はなく、色の変更は瞬時にリアルタイムで行われます。
Fancyを実際に使ってみて感じたことの一つは、実際に使ってみるとその魅力が格段に増すということです。また、開発者にはRGBスライダーの実装を検討していただき、ユーザーが既存のカラーに加えて独自のカラーパレットを作成できるようになることを期待しています。
開発者といえば、このTweakはコミュニティで非常に有名なメンバー、Mitch Treece氏によるものです。名前はピンとこないかもしれませんが、 「SBCoders」という名前はピンとくるかもしれません。Mitch氏はSBCodersの開発者であり、Dash、Deck、Aeroといった素晴らしいTweakの開発者でもあります。以前ほどSBCodersの名前を目立たせることはなくなったとはいえ、Mitch氏が脱獄キャンプに復帰してくれたのは嬉しいことです。
Fancyは近日中に、ジェイルブレイク済みのiOS 7デバイスでもご利用いただけるようになります。ぜひ下のコメント欄でご意見をお聞かせください。