数か月前、iOS開発者0xilisによる「Importcuts」という脱獄アプリをご紹介しました。これは、iOS 13およびiPadOS 13以降で特定の.shortcutファイルをインポートする際にAppleが要求する署名付きショートカットの要件を回避できるものでした。しかし、この開発者によるショートカット関連のアプリは、これが最後ではありませんでした。
今週、0xilis は、iOS および iPadOS 15 で .shortcut ファイルをインポートするための署名付きショートカットの要件を回避する、Unsigncutsと呼ばれる別の無料の脱獄調整をリリースしました。
Unsigncutsをインストールすると、iOS 12以前と同様に、iOSまたはiPadOS 15デバイスのショートカットアプリに任意の.shortcutファイルをインポートできるようになります。つまり、ジェイルブレイクしたiOSまたはiPadOS 15デバイスに、古いショートカットやレガシーショートカットを簡単にインポートできるということです。
Unsigncutsは設定オプションが不要なので、使い方は簡単です。iOSまたはiPadOS 15デバイスでインポートしたい署名なしのショートカットを見つけるだけで、あとは制限なくインポートできます。
開発者はAppleの署名付きショートカット機能をイノベーションの妨げだと喧伝していますが、私たちは単に、署名プロセスに邪魔されることなく、デバイスに好きなショートカットをインストールする権利があるべきだと考えています。この点を考慮すると、Unsigncutsは有用なリリースと言えるでしょう。
本稿執筆時点では、palera1n ジェイルブレイクが唯一の iOS および iPadOS 15 ジェイルブレイクであるため、Unsigncuts はこの特定のジェイルブレイクにのみ対応していることにご注意ください。また、palera1n はルートレスジェイルブレイクではないため、ルートレスの iOS または iPadOS 15 ジェイルブレイクがリリースされた場合、Unsigncuts はそのままでは動作しないことに注意してください。
ご興味のある方は、Unsigncuts は、お気に入りのパッケージマネージャーアプリを使って Havoc リポジトリから無料でダウンロードできます。この調整ツールは、palera1n でパッチを当てた、ジェイルブレイクされた iOS および iPadOS 15.x デバイスに対応しており、開発者の GitHub ページでオープンソースとして公開されています。
Unsigncuts を活用してみませんか?ぜひ下のコメント欄で教えてください。