Apple の Safari ブラウザは、macOS オペレーティング システムの今後のアップデートにより、Mac 上の効率的だがニッチな WebM ビデオ コーデックの公式サポートを受ける予定です。
昨日開発者テスト用にリリースされた macOS Big Sur 11.3 の 2 番目のベータ版で、Mac 版 Safari での WebM 形式のサポートが確認されました。
Apple は春までに次期アップデートを一般公開する予定で、これにより Mac ユーザーは初めて、専用のメディア プレーヤーを使わずに Safari ブラウザで WebM ビデオを楽しめるようになる。
WebM のサポートは、現在のバージョンの iOS および iPadOS では利用できないようです。
遅くてもやらないよりはましです!
これは、AppleとGoogleのライバル関係とその背後にある駆け引きにうんざりしていたAppleファンにとって、まさに朗報です。ちなみに、WebMのサポート開始は、GoogleがH.264コーデックのロイヤリティフリーな代替としてWebMをデビューさせてから、実に11年(なんと!)も経ってからなのです。
→ MacでSafariのウェブページから画像を保存する方法
WebMはウェブ動画の定番フォーマットとして広く使用されているわけではありませんが、Firefox、Chromeなどのブラウザは長年サポートしています。とはいえ、ファイルサイズが小さく、全体的に画質が良いことから、埋め込み動画をWebM形式でエンコードしているウェブサイトもあります。
WebMは、他のフォーマットほどブラウザでのレンダリング処理能力を必要とせず、透過的な動画再生をサポートしています。Googleはまた、Appleが昨年からiOS、iPadOS、macOSで公式にサポートしている画像用のロイヤリティフリーのWebPコーデックも提供しています。