ローレン・ブリヒターは、素晴らしい実績を持つデザイナー兼開発者です。TweetieやLetterpressといった人気アプリを開発し、Appleの初代iPhone開発チームにも所属していました。
言うまでもなく、ブリヒター氏の話は人々の耳に届きます。そして最近、彼はGigaOMの面々と対談し、Appleの刷新やジョナサン・アイブ氏の新たな役割など、いくつかのテーマについて自身の考えを語りました。
遅れて入社した人たちのために言っておくと、アップルは先月、iOSソフトウェア責任者のスコット・フォーストール氏と、最近採用した小売部門責任者のジョン・ブロウェット氏が退社するという、幹部の大々的な人事を発表した。
後任を指名する代わりに、Appleはフォーストールの責任を他のリーダーたちに分割した。キューはマップとSiriを担当し、フェデリギはiOSを担当し、アイブはヒューマンインターフェース全般を担当した。
ブリヒター氏はアイブ氏の新しい立場について次のように語っている(TUAW経由)。
「アイブがAppleのヒューマンインターフェースグループを引き継ぐことに興奮しています」とアイブは語る。彼はそこで工業デザインと、その上で動作するソフトウェアのデザインの両方を率いることになる。「彼にはセンスがあります」と彼は少し間を置いて言った。「しかし、センスの良さよりも重要なのは、彼には」――彼は私の目の前にあるMacBook Airを指差した。「彼は素材、自分が使っている媒体に忠実です。iOSのデザインについて私が不満に思っていることの一つは、ハードウェアに忠実ではないことをしているということです」
「Letterpressで私が目指したのは、グラフィックハードウェアの得意とするところを活かすことでした。[アイブ氏]はまさに私と同じ美学を持つ人です。表面的なものではなく、iOSとiOSデバイスのデザインを隅々まで考え抜いていました。見た目が良いものを作るだけでなく、徹底的に考え抜いたのです」と彼は語った。
ローレンは、初代iPhone開発チームに所属していたにもかかわらず、フォーストール氏の解任についてはあまり語らなかった。しかし、彼の新しいLetterpressアプリがリリース以来100万回以上ダウンロードされていることには言及した。
アイブ氏の昇進を喜ぶのは、Atebits開発者だけではない。iOSコミュニティ全体が、この工業デザインの専門家がAppleのモバイルOSにどのような貢献をしてくれるのか、期待で胸を膨らませている。