Macユーザーの中には、潜在的なマルウェアの脅威をWindowsユーザーほど心配する必要がないことを常に誇りに思っている人がいます。そして、Apple製コンピューターに対する脅威が増加しているとの新たな報告があるにもかかわらず、この主張は依然として真実であるようです。
Atlas VPNは本日、macOSとMicrosoft Windowsの両方を標的としたマルウェア開発の実態を分析する新しいレポートを発表しました。記事のタイトルは核心を突いており、macOSを標的としたマルウェア開発が最近急増していることを詳細に述べています。レポートによると、昨年だけでも1,000%以上増加しています。
Atlas VPNによると、2020年には674,273件の「新たなマルウェアサンプル」が発見されたとのことです。2019年には「わずか」56,556件のマルウェアサンプルしか発見されなかったことと比較すると、かなりの増加が見られます。そしてもちろん、マルウェアにはバックドア、パスワード販売業者、難読化ツール、不正セキュリティソフトウェア、トロイの木馬型クリッカー、ワーム、ランサムウェアなど、コンピュータにとって危険な脅威が数多く存在します。
このレポートでは、サイバー犯罪者が2020年を通して毎日1,847件もの新たな脅威を生み出したことが明らかになっています。特に昨年までこれらの数字が歴史的に低かったことを考えると、これはおそらくAppleにとってあまり好ましい統計ではないでしょう。
それでも、Windows 向けのマルウェア開発と比べると見劣りします。
Atlas VPNによると、macOSマルウェアの開発数は数千単位であるのに対し、Windowsマルウェアの開発数は数百万単位となっています。同社によると、2020年にはMicrosoftのデスクトップOSを標的とした過去最高の9,105 万件の新規マルウェアサンプルが発見されました。これは、サイバー犯罪者が昨年1年間で1日あたり249,452件もの脅威を開発したことを意味します 。
Atlas VPNは、Windowsマルウェアの開発はmacOSよりも技術的に遅いペースで進んでいると指摘しました。しかし、デフォルトで開発されているマルウェアの数を考えると、必ずしも喜ぶべきことではありません。少なくとも、明るい兆しと言えるでしょう。
おそらくインテルは、この情報を最新の反 Mac 広告 (なんとジャスティン・ロングが主演) に含めるべきだったのではないだろうか?
両プラットフォーム向けのマルウェア開発について詳しく知りたい方は、同社のレポート全文をお読みください。興味深い内容です。