スターバックス、モバイルアプリでコーヒー注文サービスを準備中

スターバックスをご利用の皆さん、朗報です。もうすぐiPhoneでコーヒーを注文できるようになるかもしれません。Recodeとの最近のインタビューで、同社の最高デジタル責任者であるアダム・ブロットマン氏は、今年後半にモバイルアプリを使ったテイクアウトサービスの試験運用を開始する予定だと述べました。

この動きは、アメリカ人がUberやGrubHubといったスマートフォン対応サービスにますます目を向けていることを受けてのものです。また、スターバックスの米国における売上の約15%がモバイルアプリ経由となっているため、モバイルアプリからの注文機能の追加は自然な流れと言えるでしょう。

Recode の Jason Del Rey 氏のコメントをもう少し詳しくご紹介します。

シアトルに本社を置くコーヒー大手スターバックスは3月、米国店舗での購入の14%以上がスターバックスアプリで決済されていると発表した。同社の最高デジタル責任者アダム・ブロットマン氏によると、同社は今年後半、地理的に非公開のテスト市場において、顧客がスターバックスアプリから持ち帰り注文できるようにする予定だ。これは実験的なものではないとブロットマン氏は明言した。スターバックスは、どれだけ時間がかかっても、最終的にはこの技術を全米展開することを決意している。

この動きは、長年この機能を求めてきた人々の満足感を確実に得るでしょうが、コーヒーという飲み物の性質上、リスクを伴います。コーヒーそのものと同様に、スターバックスはこのプロセスを適切に行うよう努力しなければ、顧客が冷めたコーヒーを飲むことになるリスクを負うことになります。

デルレイ氏によると、この取り組みを支えるチームはスターバックスの様々な部門の従業員で構成されており、週に一度ブロットマン氏とミーティングを行っているという。CDOは、このチームはこれまで一緒に仕事をした中で最も多機能的なチームであり、これまでで最も重要なプロジェクトに携わっていると述べている。

これは決して誇張ではありません。スターバックスはコーヒーの注文・受け取りサービスにとどまらない野望を抱いているからです。ブロットマン氏は「まずはモバイルオーダーを実現したいと考えていますが、モバイルウォレットやユニバーサルロイヤルティサービスの分野で、スターバックスについてより詳しく知ることになるかもしれません」と述べています。