Facebookの悪名高いProject Spartan（HTML5アプリストア）が昨日、Facebookモバイルウェブサイト、iPhoneアプリ、そして新しいiPadアプリのアップデートの一環として公開されました。この静かなリリースの一環として――ファンファーレも、CEOの登壇も、汗だくのマーク・ザッカーバーグの姿も――Facebookのゲーム大手「wooga」は、新プラットフォーム初のゲーム「Magic Land Island」をリリースしました。
ゲーム自体もなかなか興味深いものですが、注目すべきはその技術面です。wooga の CTO である Philipp Moeser 氏は、モバイル HTML5 アプリケーションがもたらす可能性に特に興奮しているようです...
本日 iDownloadBlog に送られたプレスリリースの中で、Moeser 氏は、同社が HTML5 の威力に驚いており、これが市場に新たなセグメントを生み出すと期待していると述べました。
「開発プロセスにおいて、HTML5 の急速な技術発展と可能性に私たちは驚かされました。モバイル ソーシャル ゲームの新しい分野に大きな可能性を感じています。」
wooga のチームも、当然ながらこの新作に興奮しています。このゲームは、'島' の部分を除けば同名の Facebook ゲームのモバイル版として機能し、Magic Land Island を「技術的に最も洗練されたモバイル HTML5 ゲームのひとつ」とまで主張しています。
Facebookの新しいHTML5アプリは、アップデートされたiOSアプリ内のサイドバーからアクセスできます。サイドバーにはFacebook関連のほぼすべてのアプリが配置されています。現時点ではこれらのアプリのための明確な場所はまだないようです。ユーザーは探しているアプリの名前を知ってから検索する必要があります。Spartanプロジェクトの一環として、全く新しいオンラインマーケットが生まれることを期待しています。
Appleも完全に排除されているわけではありません。Facebookのサイドバーには、iOS版アプリがリリースされた場合にApp Storeへのリンクが表示されるようになっています。つまり、Appleは収益の一部を受け取る一方で、FacebookのHTML5アプリはApp Storeのアプリと同等の収益を得ているということです。
これは Facebook にとってアプリストアの世界への進出のほんの始まりに過ぎませんが、Apple、Amazon、Google、そして今では Facebook がそれぞれ独自のストアを持っているため、顧客は最終的に混乱をきたすリスクがあるのでしょうか?
Facebookの圧倒的な影響力を考えると、モバイル分野で本格的に力を発揮し始めるのはいつになるでしょうか？ ついにiPadアプリが登場した今、その勢いは加速するかもしれません。
