本日午後、ヨーロッパのiTunesユーザーにとって残念なお知らせです。AppleがApp Storeアプリの価格を値上げしたという複数の報道が入ってきています。ヨーロッパ大陸の複数の市場で、基本価格が0.79ユーロから0.89ユーロに値上げされたとのことです。この値上げはイタリア、ドイツ、フランス、そしてその他ヨーロッパのいくつかの国でも確認されています。
なぜ値上げになったのでしょうか?The Next Webは、地方税の増税が関係している可能性があると報じています。
各国における増加額は、多くの国における地方税の増加によるものと思われます。AppleはEU内での売上に関する税金とVAT(付加価値税)の計算上、ルクセンブルクに拠点を置いているため、開発者に追加費用が転嫁されます。そのため、EU内でのAppleの取り分は、他の地域の開発者に支払っている70%ではなく、60%に近くなります。しかし、これは目新しいことではありません。ただし、税金の影響でAppleの取り分がわずかに増加しているようで、ほぼ59~60%となっています。
この変化は、過去1年間のユーロ安とも関係があるかもしれません。私たちと同じように、ヨーロッパのほとんどの国は現在、経済危機に直面しています。
AppleのヨーロッパApp Storeは本日、8種類の新しい通貨のサポート開始に伴い、大規模なメンテナンスを実施していることにもご留意ください。そのため、価格変更は一時的なエラーである可能性はありますが、その可能性は低いでしょう。MacStoriesには、新たにサポートされる通貨のリストが掲載されています。
- ロシア:ルーブル
- トルコ:リラ
- インド: ルピー
- インドネシア語: ルピア
- イスラエル:新シェケル
- サウジアラビア:リヤル
- 南アフリカ:ランド
- UAE: ディルハム
これは少し奇妙な展開です。特に、本日のAppleの電話会議ではこの件について何も言及されていなかったからです。今後も最新情報をお伝えし、Appleからコメントがあればお知らせします。
ヨーロッパの読者の皆さん、価格変更に気づいていますか?