先週、Appleが英国を拠点とする音声技術スタートアップVocalIQを買収したというニュースに続き、ブルームバーグは、同社が最近AIスタートアップPerceptioも買収したと報じました。Appleの広報担当者は、いつもの定型的な声明で買収を認め、「Appleは時折、小規模なテクノロジー企業を買収しており、その目的や計画については通常、お話ししません」と述べました。
Perceptioは、企業が多くのユーザーデータを共有することなく、スマートフォン上で高度な人工知能システムを実行できるようにする技術を開発しているスタートアップ企業です。AppleがAIとデジタルアシスタント分野に関心を持ち、プライバシー保護を公然と表明し、ユーザーデータ保護に継続的に取り組んでいることを考えると、Appleがこの種の技術をどのように活用したいのかは容易に想像できます。
Appleは2011年にSiriを発表し、デジタルアシスタントの方向性を決定づけたように見えましたが、その後、GoogleやMicrosoftのライバル製品に機能面で追い抜かれてしまいました。しかし、最近リリースされたiOS 9ソフトウェアアップデートからもわかるように、Appleは引き続き成長を続けており、本日のPerceptio買収は、ここ1週間で耳にしたSiri関連の買収としては2件目となります。
出典:ブルームバーグ