AT&Tは月曜日、早ければ2015年後半にも機内での4G接続を開始する計画を発表した。同社が宣伝するこの技術は、米国の一部の航空機で既に提供されている機内Wi-Fiよりも信頼性が高い可能性がある。
AT&Tは、新サービスを提供するために、世界的な4G LTE規格に基づいた空中対地ネットワークを米国に構築し、AT&Tがすでに所有する周波数帯域を「高速かつ効率的に利用」することを計画している。
「AT&Tが計画している新しいネットワークにより、乗客はインターネットの閲覧、電子メールのチェック、ソーシャルネットワーキングやメッセージングサービスを通じて友人や家族と連絡を取り合うこと、そしてビジネスの生産性を向上させることなど、空中で長らく望んでいた信頼性を獲得することになる」と同社は述べている。
AT&T はまだ先のことなので接続の価格を発表していないが、機内接続ソリューションを提供するためのハードウェアとサービス機能の提供で Honeywell と提携する予定だ。
「誰もが、高度35,000フィート上空を含め、どこにいても高速で信頼性の高いモバイルインターネットにアクセスできることを望んでいます」と、AT&Tの最高戦略責任者であるジョン・スタンキー氏は述べています。「私たちは、AT&Tの大きな強みを活かし、4G LTE規格に基づいた、現在他に類を見ない機内接続技術を開発しています。これにより、航空会社と乗客の皆様に、信頼性の高い高速通信とより良い体験を提供できると確信しています。」
AT&Tは、実質的にGogoに対抗する形となっている。Gogoは、米国本土、アラスカ、そして近々カナダにも160以上の基地局を擁する、地上対空セルラーネットワークを介して機内Wi-Fiサービスを提供する企業だ。Gogoは、既に2,000機以上の商用機と6,000機以上のビジネス機にこの技術を搭載している。
AT&Tの発表を受けて、Gogoの株価は月曜日の延長取引で急落し、19パーセント近く下落した。