最高裁が控訴を棄却したため、アップルは電子書籍訴訟で4億5000万ドルの罰金を支払うことになる

電子書籍の独占禁止法訴訟における価格カルテル疑惑をめぐるアップルと米国政府の法廷闘争が、ほぼ3年を経て終結した。

米最高裁判所がアップルの上訴を却下したため、iPhoneメーカーは集団訴訟弁護士および州地方検事との長年にわたる連邦裁判所での訴訟を解決するために4億5000万ドルの罰金を支払わなければならないことになる。

ブルームバーグは月曜日、最高裁判所がコメントなしにアップルの上訴を却下したと報じた。アップルは大手出版社と共謀し、iBooksストアの電子書籍の価格を引き上げようと画策していたことが判明した。

「この拒絶は、Appleが2014年に州と合意した和解に従わなければならないことを意味する」と記事には記されている。「この合意では、Appleは電子書籍の消費者に4億ドル、州に2000万ドル、そして訴訟費用として3000万ドルを支払うことになっている。」

「書籍出版社と故意に共謀して電子書籍の価格を吊り上げたアップルの責任は、これで完全に解決された」と司法省の反トラスト部門を率いるビル・ベア司法次官補は述べた。

アップルは控訴の中で、2010年にiPadとiBooks Storeを導入して電子書籍市場に参入して以来、「生産量が増加し、全体的な価格が下がった」と主張した。

「かつては一社が独占していた市場に、大手の新興小売業者が参入した」とアップルはアマゾンに言及して記した。しかし、デニス・コート連邦地方裁判所判事は、小売業者ではなく出版社が書籍の価格を設定するシステムへの移行が、アップルストアにおけるベストセラー電子書籍の価格を40%上昇させたと述べた。

影響を受ける消費者は、将来の電子書籍の購入に使えるクレジットを受け取ります。

出典：ブルームバーグ