業界誌 DigiTimes が金曜日に報じたところによると、Apple は、自社の携帯電話に搭載されるさまざまな部品の確保に関して、購買方針の修正を迫られる可能性があるという。
サプライヤーから常に利益を搾り取るという同社の方針に対し、台湾企業が異議を唱え、iPhone 7の部品の見積もり値下げを拒否している。
報道によると、先端パッケージング技術メーカーのAdvanced Semiconductor Engineering (ASE)などのサプライヤーや、Foxconnグループ傘下の多くの企業は、iPhoneメーカーに対し「妥当な利益がなければ注文を受けることはできない」と伝えたという。
一方、Appleは台湾のサプライヤーに価格引き下げを促すため、中国企業を台湾の同業他社と対立させていると報じられている。DigiTimesは、台湾と中国のサプライヤーが供給する部品の品質が「異なるレベルにある」ため、この動きは意味をなさない可能性があると主張した。
興味深いことに、ハイエンドCMOSメーカーのLargan Precision社も、Apple設計のチップやTouch IDモジュールを製造している半導体ファウンドリのTaiwan Semiconductor Manufacturing Company(TSMC)社も、両社に代わる「代替供給元をAppleが見つけるのは困難」であるため、見積もりの値下げを求められなかった。
アップル製品を組み立てているフォックスコンは、シャープ製ディスプレイに関する有利な注文を期待しているため、アップルと提携するために利益率を犠牲にする必要はないだろう(フォックスコンは最近シャープを買収した)。
写真提供:iFixit の修理ウィザード。
出典:DigiTimes