Appleは2018年の買収後、新しいPlatoon for Artistsアプリをソフトローンチした。

Appleは定期的に多くの買収を行う企業です。そして、実際に新たな買収を行う際には、常に「その買収で何をするのか」という疑問がつきまといます。Appleが既に優秀なチームに特定の人材を加えることを目指している場合でも、特許関連の場合であっても、あるいはAppleが自社の事業強化につながると考えているアプリやサービスの場合であっても、買収には必ず最終目的があります。しかし、その成果が最終的に日の目を見るまでには、少し時間がかかることもあります。

例えば、ロンドンに拠点を置くPlatoonという企業の買収が挙げられます。当時、同社は「卓越したインディペンデント・アーティスト」のためのプラットフォームを自称していました。買収完了後も同社はほぼ一貫して独立して活動しており、おそらく今でもその姿勢は変わらないでしょう。しかし今、Appleはついにその成果を、今度は新しいアプリという形で披露できるようになったと言えるでしょう。

同社は「Platoon for Artists」という新しいアプリを正式にソフトローンチしました。このアプリは、インディペンデントアーティストが作品を宣伝するだけでなく、収益の確認や詳細な分析など、様々な機能を提供します。Appleはアプリについて以下のように説明しています。

キャリアを管理する

アーティストキャリアの管理がかつてないほど簡単になりました。Platoon for Artistsは、コンテンツ、ストリーミング、収益などを管理するためのプラットフォームです。

このアプリの開発元は Apple で、iPhone、iPad、iPod touch と互換性があります。

9to5Macが当初報じたように 、Appleは昨日、このアプリをApp Storeでリリースしました。しかし、デジタルストアではまだ公式にプロモーションされておらず、リストにも掲載されていません。以前Platoonに登録していたアーティストは、新しいアプリにサインインすればアプリを利用できます。ただし、新しいアカウントを設定するには、参加への招待を受ける必要があります。記事執筆時点では、アプリが全ユーザーに公開される時期については何も発表されていません。

試してみたい方で、すでに Platoon ユーザーの方は、直接リンクから Platoon for Artists をダウンロードできます。