Appleは、iPhone 8のカバーガラスの下にTouch ID指紋センサーを埋め込む計画を「キャンセル」したと、Appleの著名なアナリストであるミンチー・クオ氏が先週末に顧客に送ったメモに記しており、そのコピーをAppleInsiderが入手した。
同誌は、Appleが今年のOLED iPhoneリリースから期待されていた機能を削除する決定をいつ下したかは不明だと警告しているが、Kuo氏自身が1月に指紋スキャナーの内蔵を要求していたことは注目に値する。
しかし、7月の時点ではアナリストはiPhone 8の注目すべき機能のリストにTouch IDを含めていなかった。
同氏は、より複雑なパネルピクセル設計の必要性、端末のOLEDパネルのスキャンスルー性能の低さ(LCDパネルよりも薄いにもかかわらず)、重ね合わせたパネルモジュールによるスキャンスルー性能の低下などの技術的課題を挙げた。
「新型OLED iPhoneはディスプレイ下の指紋認証に対応しないため、生産増強が再び遅れることはないと予想している(以前は10月下旬以降に延期されると予想していた)」と氏は述べた。
画面下の Touch ID センサーがないことは、携帯電話の新しい 3D センサーが高度な 3D 顔認識機能で Touch ID に取って代わるという最近の暴露を考慮すると、大した問題ではない。
Apple の技術は、Galaxy S8 のような従来の顔認識技術 (顔写真で簡単に騙される) と混同すべきではないが、奥行き情報を使用して、デバイスがテーブルの上に平らに置かれている場合でもユーザーの顔をスキャンできると考えられている。
Appleは9月にFace IDがTouch IDよりも速く、安全で、正確だと売り込むだろう。Apple内部の人間もその通りだと言っている。
— マーク・ガーマン(@markgurman)2017年8月6日
ブルームバーグの信頼できる記者マーク・ガーマン氏によると、このシステムはTouch IDよりも多くのデータポイントを取得し、Appleの指紋スキャナーよりも安全になるとのことです。「ユーザーの顔をスキャンし、数百ミリ秒以内にiPhone 8のロックを解除できます」とガーマン氏は先月書いています。
画像: 背面に Touch ID のようなセンサーを搭載した iPhone 8 クローンの筐体。