AppleはiPhoneの売上低迷を受け、人員削減を検討しているとブルームバーグが報じた。事情に詳しい関係者の話として、同メディアのマーク・ガーマン氏は、直近四半期の携帯電話販売が予想を下回ったことを受け、一部部門の人員削減を計画していると報じた。
アップルのティム・クック最高経営責任者（CEO）は、今月初め、特に中国における同社の最近の苦境について投資家向けの書簡を書いた翌日の従業員会議で、この事実を明らかにした。会議中、クック氏は、この件への対応として採用凍結を実施するかどうか尋ねられた。同氏は、それが解決策になるとは思わないと答えた。関係者によると、クック氏は代わりに、一部部門で採用を削減すると述べたという。関係者は、非公開の事柄について話しているとして、匿名を条件に話した。
ガーマン氏は、クックCEOがどの部門の採用を削減するかはまだ決定していないと付け加えたが、部門の重要性は採用率で測られるものではないと強調した。今回の削減は、AI部門のような主要チームには影響せず、テキサス州オースティンの新オフィス開設にも影響はなさそうだ。
iPodやiPhoneといったヒット商品によって10年以上にわたり爆発的な成長を遂げてきたAppleだが、今、奇妙な状況に陥っている。今月初め、同社は予想を下回る売上高により、ホリデーシーズンの四半期売上高予想を少なくとも50億ドル下方修正せざるを得なくなったと発表した。
出典：ブルームバーグ
