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AT&T、無制限LTE顧客への速度制限を撤回

AT&T、無制限LTE顧客への速度制限を撤回

AT&Tシカゴ店(内装001)

AT&Tは、無制限LTEプランの顧客に対する速度制限措置を撤回すると、ArsTechnicaが報じています。同サイトは、AT&Tが最近方針を変更し、無制限LTEプランの顧客で、請求サイクル中に5GBを超え、かつネットワークが混雑している地域に居住している場合にのみ速度制限を実施すると発表しました。

AT&Tの以前のポリシーでは、無制限LTEユーザーは5GBを超えるとデータ速度が低下する可能性があるとされており、地域については言及されていませんでした。今回の変更は、通信事業者による速度制限(中には0.5Mbpsまで低下したという報告もあった)が、無制限プランの利用を促そうとする同社の戦略の一環だと顧客から苦情が寄せられたことを受けて行われました。

実際、AT&Tはこの慣行をめぐって連邦取引委員会(FTC)から訴訟を起こされています。変更は行われたものの、敗訴すれば深刻な影響を受ける可能性があります。FTCは、無制限データプランを約束されていた数百万人の顧客への返金を求めています。もちろん、AT&Tは不正行為を否定しています。

FCCも介入する可能性があります。FCCの新しいネット中立性規則では、通信事業者による通信速度制限は「合理的なネットワーク管理目的」でのみ行えると規定されています。FCCのトム・ウィーラー委員長は、AT&T、ベライゾンなどの通信事業者が、この抜け穴を利用して顧客に収益性の高いプランを強制しようとしているとして、公に批判しています。

出典: ArsTechnica

Milawo
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