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アップル、ドイツで「スライドしてロック解除」特許をめぐりモトローラに差止命令を勝ち取る

アップル、ドイツで「スライドしてロック解除」特許をめぐりモトローラに差止命令を勝ち取る

iPhoneをスライドしてロック解除

昨年末、USPTO(米国特許商標庁)がAppleに「スライドでロック解除」機能に関する特許を付与したとき、AppleとAndroidをめぐる争いでこの機能がすぐに登場してくるとは考えられませんでした。そして、現実はそうではありませんでした。

モトローラがドイツでアップルに対する差し止め命令を勝ち取り、同社製品の一部が一時的に禁止されたのに続き、クパチーノの同社は米国でもモトローラに対する差し止め命令を勝ち取ることで反撃した…

FOSSPatents のレポート:

ミュンヘン第一地方裁判所から戻ったところです。そこで、ピーター・ガンツ裁判長はAppleに有利な判決を公表しました。モトローラ・モビリティの製品のほとんどが、Appleのスライドロック解除画像特許(EP1965022)を侵害していると認定されました。この特許は、「ロック解除画像上でジェスチャーを行うことでデバイスのロックを解除する」というものです。本日の判決は、Appleが自己責任で(保証金を支払って)執行できる恒久的な差止命令です。

つまり、これは実質的に、AppleがMotorolaの複数の製品に対する仮差し止め命令を勝ち取ったことを意味します。そして、Appleが裁判で敗訴し、差し止め命令が覆された場合にMotorolaが被る金銭的損失を補填するために保証金を差し入れたい場合、AppleはMotorolaに対し、「スライドロック解除」特許を侵害していると判明した製品の販売停止を求めることができます。

モトローラはこの判決に対して控訴することができ、おそらく控訴するだろうが、FOSSPatentsはAppleが勝訴すると予想している。最終的には、モトローラは「デバイスのロック解除」ユーザーインターフェースを変更せざるを得なくなる可能性が高い。これは簡単な修正のように思えるが、実際にはユーザーエクスペリエンスを損なうことなく実現するのは困難だろう。

この勝利は極めて大きく、画像上でタッチジェスチャーを行うことで同様の「デバイスロック解除」インターフェースを採用している他のAndroidメーカーに対する今後の訴訟の原動力となる可能性があります。興味深いですね。

[MacRumors]

Milawo
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