iOS 8.4で教科書やiPad専用のiBookがiPhoneでも利用可能に

来月のWWDC開催前、開催中、あるいは開催後にリリースされるiOS 8.4では、ついにiPhoneでデジタル教科書を利用できるようになるはずです。Appleは本日リリースされたiOS 8.4 beta 3の公式リリースノートでこの機能について言及していませんが、Teddy Svoronos氏がTwitterで言及しています。

もしこれが本当なら、かなり大きな出来事です。iOS 8.4 beta 3では、デジタル教科書だけでなく、Appleの無料アプリ「iBooks Author」で作成されたあらゆる出版物が、ビデオコンテンツ、学習カード、用語集、ハイライト、リンクされたオンラインコンテンツとともに、iPhone 6とiPhone 6 Plusで閲覧できるようになるそうです。

Apple の教育における信頼性と、iPad の代替としての iPhone 6 Plus の人気を考えると、iBooks Author で作成された出版物を iPad の束縛から解放するのは大いに理にかなっています。

そして、既存の iPad 専用の iBook を、世の中に出回っている何億台もの iPhone に開放する可能性を軽視すべきではない。

Score Publishing の CEO、Bradley Metric 氏の見解によれば、iBooks Author で作成したコンテンツを iPhone で利用できるようになるということは、「Apple が市場の声に耳を傾けるだけでなく、iBooks Author をクラス最高のデジタル出版ソフトウェアとして維持することに注力している」ことを示す最良の例となるだろう。

近々開催されるiBooks Author Conferenceのエグゼクティブプロデューサーも務めるメトロック氏の指摘は的を射ている。iPad専用のiBooksをiPhoneで利用・展開することは、Appleのソフトウェアに対する最も根強く、繰り返し寄せられる機能要望の一つだろう。

現時点では、iBooks Author で作成された既存の出版物が iPhone 上でそのまま動作するのか、それとも小型デバイス向けに何らかの調整が必要になるのかは不明です。

参考までに、iOS 8.4 beta 3では、iBooks Authorで作成されたMulti-Touch形式のiBookをiPhoneで開けるようになっているようです。ただし、いつもの注意点として、Appleはこの機能をiOS 8.4の正式リリースから削除する可能性があります。

もし私が賭け事をする人間なら、iBooks Author はすぐに iPad にも登場するだろうと断言するでしょう。ついでに言うと、Windows PC（Android でもいいかな？）用の iBooks クライアントがあれば、iBooks Author と Apple プラットフォームの普及率が大幅に向上するでしょう。

出典: Twitter