アップルやその他多くのデバイスベンダーに化学強化ガラスを供給しているコーニング社は木曜日、第4世代のゴリラガラスを発表した。同社によると、このガラスは「現在市場にあるどの競合のカバーガラス設計よりも」粗い表面への落下に対して最大2倍の強度を持つように設計されているという。
サファイアメーカーのGTアドバンストテクノロジー社との実験が失敗し、GT社が予期せず破産し、アリゾナ州メサの10億ドル規模の製造施設が使われずに残されたことを考えると、今回の発表はアップルにとって興味深い時期に行われた。
カリフォルニアの企業は、最新のiPhone 6デバイスの4.7インチと5.5インチの画面を極薄サファイアシートで保護することを計画していたが、GTが生産量を増やし、量と歩留まりに関してAppleの厳格な基準を満たそうとする試みが失敗したため、計画は廃止された。
コーニング社は、ゴリラガラス4は、損傷後の強度保持率で測定した場合、競合するアルミノシリケートガラスに比べて少なくとも2倍の耐損傷性を備えており、落下などの現場での損傷に対するガラスの機械的耐久性が向上していると主張しています。
現在の商用機器に使用されているソーダ石灰ガラスはほぼ 100 パーセント破損するのに対し、この素材は最大 80 パーセントの確率で破損しないようです。
http://youtu.be/0VP450E0Yvc
コーニング社は、数百台の故障デバイスを社内で分析した結果、現場での故障の70%以上が鋭利な接触による損傷によるものであることを発見しました。コーニング社は、これがモバイルデバイスの故障の主な原因であると結論付けました。
新しい Gorilla Glass 4 は、1 メートルの高さからデバイスを正面から落とすなど、現実世界の破損状況をシミュレートする一連の新しいテストに合格しました。
以下はテストビデオです。
http://youtu.be/8ObyPq-OmO0
このガラスは、コーニング社独自のフュージョンドロー法を用いて製造されており、薄さ、耐久性、光学的透明性を維持しながら、落下性能を「劇的に向上」させています。
2007 年の発売以来、Gorilla Glass は 30 億台以上のデバイスに採用されており、その中には iPhone の全世代も含まれます。
[コーニング]