これはiPhone Xです

本日のイベントで話題となった「もう一つ…」コーナーで、AppleはiPhone X（アイフォーン10と発音）を発表しました。噂の大部分通り、この端末はエッジツーエッジのOLEDディスプレイと、その他いくつかの先進的な機能を備えています。

画面

AppleがSuper Retinaディスプレイと呼ぶこのディスプレイは、解像度2436 x 1125、458ppiの5.8インチOLEDパネルです。Dolby VisionとHDR10テクノロジーに対応し、より鮮明な色彩表現を実現し、100万対1のコントラスト比、そしてもちろん3D Touchを搭載し、AppleのTrue Toneカラーもサポートしています。

顔認証

ディスプレイがエッジツーエッジになったため、ホームボタンはなくなりました。ホームボタンの役割はいくつかの機能に分割されます。Siriはサイドボタンで起動し、ホーム画面への移動とアプリの終了はスライドジェスチャーで、ロック解除はFace IDで行います。

噂通り、Face IDは顔認証によってスマートフォンのロックを解除するために使用されます。多数の新型センサーを搭載したFace IDは、承認されたユーザーを素早く認識し、スマートフォン、Apple Pay、その他の保護されたアプリへのアクセスを可能にします。TrueDepthカメラと新型A11プロセッサに搭載されたニューラルエンジンを搭載しており、Appleによると、時間の経過とともに適応し、ユーザーが帽子をかぶっているかメガネをかけているかに関係なく動作するとのことです。

この最新鋭の顔認識技術はセキュリティ対策だけでなく、楽しい用途も持っています。Appleは「アニ文字」という機能を導入しました。これは、声と表情をアニメーション絵文字に埋め込み、ミニ動画のような形で友達と共有できる機能です。一見すると奇抜な機能に思えますが、実際にはかなりクールです。

Face ID に関する Apple の詳しい情報は次のとおりです。

Face IDは、ドットプロジェクター、赤外線カメラ、投光イルミネーターで構成される最先端のTrueDepthカメラシステムと、A11 Bionicチップを搭載し、顔を正確にマッピングして認識することで、iPhone Xの認証に革命をもたらします。これらの高度な深度検知テクノロジーは連携して、iPhoneの安全なロック解除、Apple Payの有効化、セキュアアプリへのアクセスなど、数多くの新機能を実現します。

Face IDは3万個以上の目に見えない赤外線ドットを投影します。赤外線画像とドットパターンはニューラルネットワークに送られ、顔の数学的モデルが作成されます。そして、そのデータはセキュアエンクレーブに送信され、一致が確認されます。この際、時間の経過とともに変化する外見にも適応します。保存された顔情報はすべてセキュアエンクレーブによって保護され、データの安全性が極めて高く保たれます。また、ユーザーのプライバシーを保護するため、すべての処理はクラウドではなくデバイス上で行われます。Face IDは、お客様がiPhone Xを見つめた時のみロックを解除し、写真やマスクによるなりすましを防ぐように設計されています。

カメラ

Face IDを可能にする新しい7メガピクセルのTrueDepthカメラは、広色域キャプチャ、自動手ぶれ補正、精密な露出コントロールを備え、フロントカメラにポートレートモードを追加することで、被写界深度効果を活かした美しいセルフィーを撮影できます。リアカメラには、デュアル光学式手ぶれ補正機能を備えた、再設計された12メガピクセルのデュアルリアカメラシステムを搭載しています。広角カメラの絞り値はf/1.8、望遠カメラの絞り値はf/2.4に改良され、より鮮明な写真と動画を撮影できます。

新しいカラーフィルター、深みのあるピクセル、そしてApple設計の改良された画像信号プロセッサにより、高度なピクセル処理、広色域キャプチャ、暗い場所での高速オートフォーカス、そしてより鮮明なHDR写真を実現します。さらに、新しいクアッドLED True Toneフラッシュは光の均一性を2倍に高め、スローシンクにも対応しているため、背景と前景の光がより均一になります。