Appleは9月のイベントで、Apple Watchの心拍数トラッキング機能にいくつかの変更点を発表しました。これらの機能はApple Watch Series 3にのみ搭載されると予想されていた人もいましたが、watchOS 4のおかげで、実際にはすべてのApple Watchで利用できるようになりました。
新しい機能を実際に確認するには、ハンズオン ビデオをご覧ください。
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watchOS 4では、Apple Watchユーザーに心拍関連の新機能がいくつか追加されます。まず、文字盤にリアルタイムの心拍数コンプリケーションが追加されました。一目見るだけで、前回の心拍数データとその測定時間を確認できます。ワイドコンプリケーションの場合は「65 BPM」「8分前」など、スモールコンプリケーションの場合は数字のみが表示されます。
さらに、新しい計測機能と通知機能も追加されました。心拍数アプリを起動すると、いくつかのオプションから選択できるようになりました。現在値、安静時心拍数、そして最近完了したワークアウトの平均値です。それぞれのオプションには、1日を通しての測定結果を示すグラフと、大きく見やすい値が表示されます。
Appleはユーザー向けにオプションの通知機能も実装しています。過去10分間活動していないにもかかわらず、Apple Watchが通常よりも高い心拍数を検出すると、アプリが通知します。Apple Watchが記録したアクティビティと心拍数データを組み合わせて、これらの通知をトリガーします。もちろん、これは誰もが関心を持つ機能ではありません。実際、心拍数アプリから手動でオンにする必要があります。
ウォッチで収集された健康データはすべて、iPhoneのヘルスケアアプリにも書き込まれます。ウォッチはデータの収集に便利ですが、画面が小さいため、表示される内容を正確に把握するのは困難です。また、異常に高い心拍数に関する通知について詳しくは、この機能を有効にするかどうかをご確認ください。
最後に、Appleは今年後半にApple Heart Studyを開始します。スタンフォード大学およびFDAと協力し、すべてのApple WatchおよびiPhoneユーザーを対象としたこの研究を実施します。この研究はApp Storeでアプリとして公開され、ユーザーがダウンロードできるようになります。この研究の目的は、不整脈や心房細動などの不整脈の監視を支援し、未診断の心臓疾患を人々に知らせることです。
Appleは、Apple Watchを健康モニタリングデバイスとしての価値を明確に認識しています。HealthKitやResearchKitといった機能を搭載し、重要な健康データを収集し、医師や患者に生体情報に基づいたフィードバックを提供しています。最近では、糖尿病治療にも力を入れており、One DropやDexcomといったアプリやデバイスを頻繁に提供しています。
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