昨日、過去48時間インターネット上で話題となっているiPhoneの位置情報追跡バグについてお伝えしました。このバグは、テクノロジーサイトからEpic(電子プライバシー情報センター)などのプライバシー擁護団体のブログまで、様々なメディアで大きく取り上げられています。
まだご存知ない方のためにお知らせします。iOS 4.0以降に、ユーザーの位置情報をかなり頻繁に記録する隠しファイルが発見されました。Facebookが位置情報を要求するということではなく、GPS座標とタイムスタンプを秘密のファイルに記録するということです。これはEULA(エンドユーザー使用許諾契約)に記載されていたのでしょうか?
ええ、そうでした。BGRが昨日の記事で、AppleのiPhone利用規約にあるiOSの位置情報サービスに関する部分を引用していました。確かに、そこに書いてありました。
「Appleとそのパートナーおよびライセンシーは、お客様のiPhoneのリアルタイムの地理的位置や位置情報検索クエリなど、お客様の位置情報データを送信、収集、維持、処理、使用することがあります…」
GPS追跡の存在は多くの人が認識しているものの、なぜ隠しファイルが存在するのか疑問に思う人もいるでしょう。なぜAppleは私たちの位置情報を追跡しているのでしょうか?iOS 5に搭載予定の機能のためでしょうか?それとも世界征服のためでしょうか?Daring Fireballのジョン・グルーバー氏によると、おそらく単なるミスだそうです。
「私が聞いた中で、少なくともある程度は根拠のある説は、consolidated.db(誰もが困惑している秘密ファイル)が位置情報のキャッシュとして機能し、履歴データは本来削除されるべきなのに、バグか、あるいはおそらく見落としのせいで削除されていないというものです。つまり、位置情報をキャッシュするコードは書いたものの、キャッシュから最近のデータ以外のエントリを削除するコードは書いていなかったため、最近の位置情報のキャッシュとして機能するはずのデータベースが、位置情報履歴の永続的なログとして機能しているということです。」
グルーバー氏はさらに、この問題は次のiOSアップデートで修正されるだろうと述べています。Appleがこのファイルに関して公式声明を出すかどうかは気になるところです。批判を黙らせるために、Appleは何か対策を講じる必要があるはずです。また、ファームウェアのアップデートがまた来るとは、あまり期待していません。iOS 4.3.2もまだ完全には理解できていないのに。
どう思いますか?