Googleの親会社AlphabetがSECに提出した最新の四半期報告書によると、ユーザーを自社の検索サービスに誘導するためにAppleなどのパートナーに支払われるトラフィック獲得コストは今年減少し始めるという。
支払額が減額された理由は示されなかった。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、アルファベットは投資家に対し、パートナー企業に支払うトラフィック獲得コストの伸びが今年から鈍化し始めると予想していると伝えた。参考までに、グーグルは3月四半期に配信パートナー企業に合計29億ドルの手数料を支払った。
もしこれが事実であれば、Apple の有利な収入源がいくらか減少する可能性がある。
GoogleがSafari検索をGoogleに送信するためにAppleに支払ったライセンス料は、Appleのサービス収益の成長を牽引する大きな要因でした。SECへの最新の四半期報告書において、iPhoneメーカーであるAppleは、サービス収益が前年比31%増加した最大の要因としてライセンス料を挙げています。
Appleのライセンス収入には、Googleからの収入だけが含まれているわけではないことに注意すべきです。一部のアナリストによると、Appleのこの事業に最も大きく貢献しているのはGoogleからの収入です。
Googleのトラフィック獲得コストは、昨年10月にパートナー契約の変更（おそらくAppleとの契約変更）により上昇しました。一部の推計によると、Googleは2014年にiPhone、iPad、Macのデフォルト検索エンジンとしてAppleに約10億ドルを支払ったとされていますが、クパチーノのAppleへの支払総額は30億ドル近くに達する可能性があります。
