ご存知ない方のためにご説明しますと、iPad(第7世代)はAppleのラインナップの中で、最新のファームウェアであるiPadOS 18を実行できる唯一のcheckm8ブートROMエクスプロイトの影響を受けやすいデバイスです。また、iOS/iPadOS 18でジェイルブレイク可能なデバイスも現時点ではiPad(第7世代)のみです。しかし、もし状況が変わったらどうなるでしょうか?
月曜日にソーシャルメディアプラットフォームX(旧Twitter)で共有された興味深いティーザー画像で、palera1n開発者のNick Chan(@riscv64)が、自分と仲間のpalera1n開発者@mineekdevがiPad(第6世代)でiPadOS 18を実行することに成功したという投稿を共有しました。
スクリーンショットには、Apple の Web サイトで iPad (第6 世代) Wi-Fi 専用モデルを示す iPad モデル番号 A1893 だけでなく、iPadOS 18.0 を実行しているファームウェアも表示されています。
iPad(第6世代)はiPadOS 18を公式にはサポートしていませんが、A10 Fusionチップを搭載しており、iPad(第7世代)と同じ内部プロセッサを搭載しています。つまり、新型デバイスのドライバーのほとんど(すべてではないにしても)はiPad(第6世代)と下位互換性があるはずです。ただし、現時点では未確認です…
これはいくつかの理由から特に興味深い偉業であるが、おそらく最も重要なのは、これによって何らかの形で一般公開された場合に、別の palera1n 互換の iPadOS 18 デバイスが脱獄可能リストに追加される可能性があることを示していることだ。
チャン氏がこれを実現するために何をしたのか、あるいはこのハックを公開できるのかどうかは未だ不明です。それでも、このようなことを成し遂げるには並外れた技術力が必要であり、他のデバイスでも同様のハックができるようになる可能性もあるでしょう。
このデモンストレーションから何が生まれるのか、興味深いところです。他のデバイスの実現可能性に関する更なる研究になるのか、それとも一般の人々がこの種の愚行に参加できる手段になるのか。結局のところ、このような成果を目にするのはそうそうあることではありません。
もし機会があれば、iPad(第6世代)でiPadOS 18を実行してみませんか? ぜひ下のコメント欄で、その理由や、そうでない理由をお聞かせください。