Appleのエンジニアやデザイナーは細部へのこだわりで世界的に有名ですが、一体どれほどのこだわりなのでしょうか?アダム・ラシンスキー氏の新刊『Inside Apple 』によると、iPhoneメーカーには専用の開封室があるそうです。そう、開封室です。
ここ2週間、ラシンスキー氏の著書の断片がインターネット上に流出しています。これらのリークによって、クパチーノを拠点とするこの会社に関する興味深い情報がいくつか明らかになりました。次の抜粋もその流れを引き継いでいます…
この本によると、Appleには独自の秘密のパッケージングルームがあるそうです。そして、この部屋の中にはパッケージデザイナーがいて、Apple製品ごとに何百種類ものパッケージのバリエーションをテストしているそうです。ラシンスキー氏はこう書いています。
デザイナーは、透明なiPodボックスの上部に貼られた目に見えないフルブリードのステッカーを剥がす場所を消費者に示す小さなタブのために、矢印、色、テープを次々と作成し、テストを繰り返しました。このタブを完璧に仕上げることが、このデザイナーのこだわりでした。しかも、それは1つの箱だけに限った話ではありませんでした。タブは、Appleの工場で小売店への配送のために複数の箱を梱包した際に、箱と箱の間に自然な隙間ができるように配置され、タブを保護し、長持ちさせる工夫が凝らされていました。
もちろん、iPhoneやその他のApple製品の箱を開けたことがある人なら、これは驚くようなことではありません。YouTubeで「iPhone 開封」という検索語が9万件近くヒットするのも偶然ではありません。
スティーブ・ジョブズがよく言っていたように、「すべては細部に宿る」のです。
[MacRumors]