今晩、クパチーノからビッグニュースが届きました。ウォール・ストリート・ジャーナル紙が報じたところによると、Appleが屋内モバイル位置情報サービス企業WiFiSLAMを買収したとのことです。買収額は約2,000万ドルです。
Appleは、既存の周囲のWi-Fi信号を使用してモバイルアプリが建物内のスマートフォンユーザーの位置を検出できるようにする独自の技術を保有する同社の買収を認めた…
ウォール・ストリート・ジャーナルのジェシカ・レッシン氏は次のように伝えている。
Appleが屋内GPS企業WifiSLAMを買収した。これは、屋内モバイル位置情報サービス競争が激化している兆候だ。事情に詳しい関係者によると、Appleはシリコンバレーに拠点を置くこの企業を約2,000万ドルで買収したという。この買収は最近完了したという。
設立2年のスタートアップである同社は、モバイルアプリがWi-Fi信号を利用して建物内のスマートフォンユーザーの位置を検出する方法を開発しました。同社は、屋内マッピングや新しいタイプの小売・ソーシャルネットワーキングアプリ向けのアプリケーション開発者にこの技術を提供しています。
WiFiSLAMの従業員はわずか数名で、元Googleのソフトウェアエンジニアとスタンフォード大学の卒業生が混在しています。同社はGoogleのドン・ドッジ氏を含むエンジェル投資家から、金額は不明ですが資金を調達しています。
こちらは共同設立者のJoseph Huangが昨年末のGeoMeetupでWiFiSLAMについて話しているところです。
Appleが屋内測位サービス企業を買収したのは、地図分野でGoogleと競争しようとしていることを考えると理にかなっています。Googleマップは現在、多くの人気スポットの屋内マップをサポートしています。
同社広報担当者はウォール・ストリート・ジャーナルの取材に対し、買収を認め、「アップルは時折、小規模なテクノロジー企業を買収する」ものの、通常はその計画について語らないと述べた。そして、それ以上のコメントは控えた。
しかし彼の言う通り、Appleはここ数年、特に地図技術を扱う小規模企業を数多く買収してきた。2009年にはPlacebaseを買収し、その後Poly9とC3 Technologiesも買収した。
Appleは昨年秋、iOS 6と同時に自社製のマップアプリをリリースした。当初はデータの不正確さからこのサービスに対して多大な批判を受けたが、過去6か月間で多くの改善が行われた。