ティム・クック氏は再び中国を訪問しており、13億3000万人の人口を抱える、ますます厳しくなる中国市場に2016年末までに研究開発センターを開設し、投資を増やすことを約束した。ロイター通信が今朝報じたところによると、クック氏はこの動きを中国の最高幹部の一人である張高麗副首相に認めたという。
「この約束は、5月に中国の産業技術規制当局のトップがクックCEOに対し、Appleが研究開発分野で中国との協力を深め、情報セキュリティを重視していることを示唆したことを受けてのものだ」とロイター通信は報じている。今回の投資は、Appleにとって中国における初のアジア太平洋地域研究開発センターとなる。
CEOは、今後開設予定の研究開発センターが国内のどこに建設されるかについては言及しなかった。報道によると、Appleの製造元であるFoxconnのCEO兼会長である郭台銘(テリー・ゴウ)氏も会議に出席したという。
クック氏は中国人デザイナーとも会談し、上記の画像を中国のソーシャルネットワーク「新浪微博」に投稿した。
「ニーハオ、北京! 戻ってこられて嬉しいです。今日の旅は、比類なき郭培氏との面会から始まりました」とクック氏はWeiboに綴った。「郭培氏が新しいコレクションをデザインする中で、彼女のチームがiPad Proをどのように活用しているかを見て、感激しました。」
今年初め、アップルは中国の配車アプリ「滴滴出行」に10億ドルを投資したが、これは滴滴がライバルのウーバー・チャイナの株式を取得する助けになった可能性がある。
クック氏にとってこれは4カ月間で2度目の中国訪問となる。
出典:ロイター