大手デジタルコミックプラットフォームであるComiXologyは本日、iOS向けの新アプリをリリースしました。同社は今朝、顧客向けにメールを送付し、旧アプリのサポート終了と新アプリの提供開始を発表しました。旧アプリと新アプリの最大の違いは、新アプリではアプリ内課金ができない点のようです。
この変更は注目に値します。ComiXologyアプリは長年にわたりApp Storeで売上トップのiPadタイトルの一つであり、Amazonがこのコミックプラットフォームを買収した直後に行われたからです。しかし、これはeコマース大手のAmazonがKindle iOSアプリで採用している戦略と同じであり、Appleの30%の手数料を回避するためのものなので、驚くべきことではありません。
ユーザーが受け取っている通知は次のとおりです（MacRumors経由）。
サイトでは現在、ComiXologyアカウントを通じて購入履歴をバックアップすることを推奨しています。旧アプリは一定期間、書籍のダウンロードと閲覧に引き続きご利用いただけます。また、MarvelとDC Comicsのアプリも同様の扱いになるかどうかについては、まだ発表されていません。どちらもComiXologyプラットフォームを採用しています。
このサービスをご存知ない方のために説明すると、ComiXologyはウェブサイトとモバイルアプリを通じて、大手出版社と独立系出版社の両方から出版された5万冊以上のコミックにアクセスできるサービスを提供しています。Amazonの副社長であるデビッド・ナガー氏は、買収に関する声明の中で、「AmazonとComiXologyは、デジタル世界における読書のあり方を改革するという情熱を共有しています」と述べています。
ComiXology の新しいアプリ「Comics」は、iPhone と iPad の両方で App Store から無料で入手できます。
