マンハッタンの米国破産裁判所は本日、コダックの破産手続きの期限を来年2月まで延長する申し立てを承認した。かつての巨大イメージング企業コダックは今年初めに破産を申請しており、この猶予期間を利用して特許資産を売却し、債権者への返済に充てたいと考えている。報道によると、AppleとGoogleも依然として買収候補として挙げられているという。
ロイター通信（AppleInsider経由）は次のように報じている。
イーストマン・コダック社は水曜日、債権者グループからの7億9300万ドルの融資提案を実行しようとしているため、2月28日まで破産手続きの独占管理権を保持することを裁判所から許可された。
アラン・グロッパー判事は、マンハッタンの米国破産裁判所の審理で延期を承認した。これにより、コダックは債権者からの競合提案を受けることなく、計画を進めることができるようになった。計画には、債権者への返済方法と破産からの脱却方法が概説されている。
8月に行われたオークションで、AppleとGoogleが主導するコンソーシアムがコダックの特許に入札しました。しかし、提示額はコダックが求めていた26億ドルを大きく下回りました。しかし、新たな資金調達契約では、コダックは知的財産の売却で5億ドルを調達するだけで済みます。そして同社は月曜日、その金額を調達できると「確信している」と述べました。
この計画が成功すれば、コダックは破産から全く別の企業として蘇ることになる。知的財産権の全てと、ドキュメント事業およびパーソナライズドイメージング事業の大部分が失われることから、同社は商業用イメージング事業に注力すると言われている。
