Appleが6月に新しいストリーミング音楽サービス「iTunes Radio」を発表して以来、その情報はあまり耳にしていません。ベータ版から仕組みについてはある程度分かっているものの、まだ多くの詳細が不明です。
しかし、今朝発表された新たな報道は、多くの空白を埋めることで、この状況を変えようとしている。「交渉に詳しい関係者」を引用し、iTunes Radioは有名ブランドとの提携により9月に開始されると主張している…
AdAge は次のように報じている。
交渉に詳しい関係者によると、Pandoraに対するAppleの回答であるiTunes Radioは、マクドナルド、日産、ペプシ、プロクター・アンド・ギャンブル、そしておそらく1つか2つのブランドを含む一握りの有名ブランドと提携して来月デビューする予定だ。
契約額は数百万ドルから数千万ドルに及び、参加ブランドそれぞれについてストリーミング音楽サービス内で展開される12か月間の広告キャンペーンも含まれる。」
どうやら、これらの大型契約には年末まで各業界での独占権も付帯するようです。つまり、バーガーキングは広告を出せないということです。しかし、2014年1月以降は広告掲載が開始となり、広告費は100万ドルからとなっています。
レポートによると、iTunes Radioの広告は、オーディオ、ビデオ、そしてユーザーのデバイスの画面を占有するインタラクティブ広告である「スレート」広告の3つの形式で提供されるとのことです。これはiPhone、iPad、デスクトップ、Apple TVで利用可能です。
音声広告は15分ごとに再生され、動画広告は再生ボタンを押した後など、ユーザーがデバイスを見ている可能性が高い時間帯に1時間ごとに表示されます。ただし、広告主はこの設定を調整し、厳選されたスポンサー付きプレイリストを作成することもできます。
もちろん、ユーザーはAppleの年間24.99ドルのiTunes Matchサービスに登録すれば、こうした無駄な広告をすべてスキップできます。それも問題ありません。なぜなら、専門家たちはiTunes Radioの最大の収益源は、各曲の横に表示される「iTunesで購入」ボタンになると考えているからです。
この新しい音楽サービスは、iOS 7の一般公開と同時期に9月に開始される予定です。PandoraやSpotifyといった他のサービスと比べて、一般ユーザーがどのように反応するかが興味深いところです。広告主も確かに好印象を抱いているようです。
これらについてどう思われますか? iTunes Radio をご利用になりますか?
