最近コミュニティで話題になっている、開発者向けの checkm8 ブートローダ エクスプロイト ベースの iOS および iPadOS 15.x 脱獄ツール Palera1n が、土曜日の夜遅くにバージョン 1.1.1 にアップデートされました。
palera1n チームは、この最新リリースを公式 Twitter アカウントで発表しました。このアカウントは、開発者の@itsnebulalolと@mineekdev が、プロジェクトに関連する変更や開発状況をコミュニティに知らせるために、今週初めに作成しました。
palera1n v1.1.1 の公式変更ログを引用すると、このアップデートは次のすべての変更で構成されていることがわかります。
- iPadベータ版URLのサポート
- 自動ブートが常に false に設定されていることを確認してください(rootfs を復元する場合を除く)
- postbootを実行する前にsshdが起動するのを待つ
- ヒントチェックエラーを修正
- –restorerootfs を修正
palera1nチームは現在、iOSおよびiPadOSバージョン15.0~15.0.2および15.2~15.3.1に発生しているバグを認識しています。teakは現在、iOSまたはiPadOS 15.1を最も安定したファームウェアとして推奨していますが、今後のツールのアップデートにより、すべてのバージョンで安定性がさらに向上する見込みです。
これは開発者向けの脱獄であるため、アップデートが「すべての人」に推奨されるとは言い難いですが、既存のユーザー全員は確実に最新バージョンにアップデートする必要があります。また、将来のユーザー全員は、古いリリースではなく、最新のリリースをデフォルトで使用する必要があります。
一つ注意すべき点は、palera1nはiOSおよびiPadOS 15.0~15.7で動作するジェイルブレイクツールですが、checkm8ブートROMエクスプロイトの影響を受けるデバイスのみをサポートしているということです。つまり、palera1nはA9、A10、A11デバイスのみをジェイルブレイクでき、A10とA11はパスコードや生体認証機能を使用できません。
また、注目すべき重要な点として、palera1n は iOS 15.0 ~ 15.3.1 での調整インジェクションのみをサポートしており、エクスペリエンスはテザリングされており、過去数年間でほとんどの人が慣れ親しんできた半テザリングのジェイルブレイクとは異なり、再起動のたびにコンピューターが必要になるという点があります。
palera1n についてもっと詳しく知りたい方は、公式 GitHub ページをご覧ください。もちろん、iDB でも新しい変更点についてお知らせします。