ロイター通信は水曜日遅く、テキサス州東部の連邦陪審がAppleに対し、特許侵害で6億2500万ドルの支払いを命じたと報じた。陪審は、AppleがVirnetXのセキュリティ技術を許可なく使用したとして有罪と判断した。
もっと具体的に言うと、Appleは、iPhoneやiPadのFaceTimeやiMessageアプリで使用している仮想プライベートネットワークプロトコルに関するVirnetX Holding Corpの特許に含まれる技術を故意に 侵害したとして有罪判決を受けた 。
Appleは控訴を表明する声明を発表した。「判決には驚き、失望しています」と同社は述べた。「このような事例は、特許制度改革の切実な必要性を改めて示すものです。」
同じく水曜日、アップルは、VirnetXの弁護士が最終弁論で陪審員を誤解させたとして、ロバート・シュローダー連邦地方裁判所判事に対し、裁判の無効を宣言するよう求める書面を提出した。シュローダー判事がこの申し立てについていつ判決を下すかは不明である。
「陪審員は我々がずっと主張してきたことを理解した。アップルは何年もの間、VirnetXの特許技術を侵害してきたのだ」とVirnetXの弁護士ジェイソン・キャサディ氏は声明で述べた。
VirnetXはネバダ州に拠点を置く企業で、収益の大部分を特許ライセンスから得ています。Appleに対する6億2500万ドルの勝利は大きな勝利ですが、クパチーノにあるVirnetXが保有する2160億ドルとも言われる現金残高にはほとんど影響を与えないでしょう。
出典：ロイター
