先週、ノキアのCEO、スティーブン・エロップ氏はサンフランシスコでの記者会見で、ノキアが地図サービスを「Here Maps」にリブランドし、数週間以内に同サービス用のネイティブiOSアプリをリリースする予定であると語った。
本日、ノキアはその約束を果たし、App Storeで「Here Maps」アプリが公開されました。HTML5ベースのこのソフトウェアには、徒歩や公共交通機関のルート案内をはじめ、様々な機能が搭載されています。
アプリの注目すべき機能の概要は次のとおりです。
- 地図ビュー – 地図ビュー、ライブ交通ビュー、公共交通路線ビュー、衛星ビューから必要な地図を選択します
- 地図エリアを保存して、データ通信エリア外で散策
- 一部の国では、ユーザーが作成および更新したコミュニティマップにアクセスできます
- 約200カ国を網羅した地図、検索、場所情報
- 履歴と提案による検索
- タップするだけで、場所や行き方などの情報を SMS、メール、ソーシャル ネットワークで共有できます。
- お気に入りの場所をコレクションに整理しましょう
- NokiaアカウントまたはFacebookログインでHERE Mapsにサインインしてください
- Here.netと同期 – どこからでもコレクションにアクセス
- ステップバイステップの音声ガイド付きウォーキングナビゲーション
- 歩行者専用ルート、公園、路地などを歩くナビゲーション
- 公共交通機関と運転ルート
それ以外は、特に驚くような点はありません。上のスクリーンショットからもわかるように、Here MapsのUIはAppleのUIには遠く及びません。しかし、Nokiaは今後のアップデートで3Dビューなどのオプションを追加する予定です。
また、Here Mapsアプリの地図タイルの読み込みに数分かかることがあることに気づきました。最初はサクサクと表示されていたのですが、航空写真に切り替えるとタイルの描画速度がかなり遅くなったように感じました。
しかし、Appleのマップアプリの苦戦を受けて、当然ながら大きな疑問は精度だ。Nokiaのマップアプリは、道順やPOI(Point of Interest:興味のある場所)のデータの点でどれほど正確なのだろうか?まだナビゲーションには使っていないが、近所のお店やレストランはすべて表示されているようだ。
全体的に見て、正直言って使い始めてまだ短いですが、Here Maps は少し物足りないと感じました。iOS マップから乗り換えたいと思うような欠点は見当たりません。とはいえ、今のところ特に問題も感じていません。
しかし、ノキアのこの動きを過小評価してはいけません。同社は興味深い状況を巧みに利用しているのです。GoogleはまだiOSネイティブの地図アプリ市場への参入を公に表明していません。つまり、現時点でノキアは苦戦するAppleのマップアプリに代わる、最高の無料代替アプリを提供していると言えるでしょう。この展開がどうなるか、興味深いところです。
Nokia の新しい Here Maps アプリケーションを自分で試してみたい場合は、App Store で無料で入手できます。
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