サムスンは先週開催されたDisplay Week 2017カンファレンスで、対角9.1インチのメガネ不要の3D対応伸縮性4K AMOLEDディスプレイのプロトタイプを披露しました。本日、Samsung Displayの公式YouTubeチャンネルで、この伸縮性ディスプレイの動作動画が公開されました。
サムスンは数年前から、主力製品であるGalaxyスマートフォン向けにフレキシブルAMOLEDパネルを製造してきましたが、この新型ディスプレイは2方向に曲げられる弾力性を備えています。動画では、試作AMOLEDパネルが最大12mmまで曲げられ、押しても画質が劣化することなく元の形状に戻る様子が確認できます。
こちらがそのビデオです。
サムスンは、この次世代技術が将来、ウェアラブルデバイスなどにも利用される可能性があると述べている。
「画面を曲げたり、折り畳んだり、巻いたりするなど、一方向にしか形成できない従来のフレキシブル OLED と比較して、Samsung Display の伸縮性 AMOLED パネルは 2 方向に曲げることができます」と Samsung Display は説明しています。
「スクリーンを上から押すと、ゴム風船のようにへこみ、その後元の平らな形状に戻ります。スクリーンは上下に伸ばしても、押されても元の状態に戻るだけの十分な弾力性を備えています。」
AppleはiPhone 8で従来のLCDパネルからよりエネルギー効率の高いAMOLEDディスプレイ技術へと大きく切り替えると言われているが、この動きは長くは続かないと言われている。クパチーノの巨人である同社は、2014年にマイクロLEDの専門家LexVueを買収して以来、さらに電力効率の高いマイクロLEDスクリーンを研究してきた。
サプライチェーンの報道によると、iPhoneメーカーは今年末までに次世代マイクロLEDディスプレイパネルの試作を開始する可能性がある。つまり、Apple Watch Series 3は今年マイクロLEDディスプレイを搭載してデビューする可能性があるものの、この技術は2018年のiPhone 9より前にデビューする可能性は低いということだ。