iPhoneの販売台数は前四半期比で前年同期比増加したものの、ウォール街は感銘を受けなかった。Appleの販売台数はアナリスト予想を約300万台下回った。
同社の最高財務責任者(CFO)ピーター・オッペンハイマー氏は、本日の決算説明会で、予想を下回った理由をいくつか挙げた。その一つに、次世代iPhoneに関する根強い噂があった…
以下は、サンフォード・バーンスタインのアナリスト、トニ・サッコナギ氏による、前四半期のアップルの最大の課題に関する質問に対するピーター氏の回答である。
「…確かに、当四半期にはいくつかの要因が影響したと考えていますので、それについてコメントさせていただきます。欧州経済は低迷しており、これが当社の業績に影響を与えたと考えています。また、オーストラリア、ブラジル、カナダといった天然資源依存型の経済にも一定の影響がありました。
ティムがお話ししたように、iPhoneに関しては、皆さんと同じように新型iPhoneに関する噂や憶測が飛び交っています。そのため、お客様の購入を躊躇させているのではないかと考えています…」
ティム・クック氏は新型iPhoneの話題について次のように語っている。
私たちは製品ロードマップの秘密を守るために、あらゆる努力をしています。そのためには、極端な手段に訴えることもあります。しかし、人々が憶測したり、疑問に思ったりすることを止めることはできませんし、決してそうするつもりもありません。それがこの国の素晴らしいところです。人々は自分の考えを自由に発言できるのです。ですから、私はそれを変えようとエネルギーを費やすつもりはありません。それが今の私たちの環境なのです。
人々が次のものを求めているのは嬉しいです。本当に嬉しいです。私たちが現在行っていることを望んでいる人も、明らかにかなり多くいます。それは私たちが販売している製品の量からも明らかです。ですから、人々に投機をやめさせようと努力するつもりはありません。そんなことをしても何の成果も得られないと思うからです。
最近のAppleは、春に新しいiPad、秋に新しいiPhoneと、スケジュールが決まっているように思えます。憶測かどうかはさておき、多くの消費者は、この時期に新しいスマートフォンやタブレットの購入を避ける傾向にあるようです。
どう思いますか?