アップルは、2015年春に発売予定のウェアラブル端末「Apple Watch」向けアプリの開発を開始する。クパティーノに本社を置く同社は火曜日、開発者がApple Watch向けにアプリをカスタマイズできる開発ツールキット「WatchKit」を通じてアプリを開発できるようになったと発表した。
WatchKitを含むiOS 8.2 SDKベータ版は、iOS Developer Programメンバー向けにDeveloper Centerから今すぐご利用いただけます。WatchKitサイトには、プログラミングガイド、ヒューマンインターフェースガイドライン、テンプレートなどが掲載されています。来年後半からは、開発者はApple Watch向けの完全ネイティブアプリを開発できるようになります。これは、来年の夏まで利用できないと思われていた機能です。
ESPN、Instagram、アメリカン航空は、アプリ開発を開始するためにWatchKitへの早期アクセスを許可されました。「Apple Watchによって、Instagramでの体験をより親密で、その瞬間を捉えたものにすることができます」と、Instagramの共同創設者兼CEOであるケビン・シストロム氏は述べています。「アクション可能な通知機能により、写真を見てすぐに「いいね！」したり、絵文字でリアクションしたりできます。Instagramのニュースとウォッチリストでは、友達の最新の写真を見たり、新しいアカウントをフォローしたり、「いいね！」やコメントをリアルタイムで確認したりできます。」
Appleは、「WatchKitアプリは2つの部分で構成されています。iPhone上で動作するWatchKit拡張機能と、Apple Watchにインストールされるユーザーインターフェースリソースのセットです」と説明しています。11月にリリースされるWatchKitにより、開発者はApple Watchの発売に合わせてアプリを開発するためのリードタイムを少なくとも2ヶ月間得ることができます。
WatchKit の詳細は開発者センターからアクセスできます。
