昨年、Appleは第4四半期だけで30店舗以上の新店舗をオープンし、国際的な小売店舗展開を大幅に拡大しました。2012年1月現在、クパティーノに本社を置く同社は、12カ国で360店舗以上の小売店舗を展開しています。
そして、iPhoneメーカーのAppleは、小売チェーンを13番目の国であるインドに拡大することで、13の国を網羅しようとしていることから、近いうちに勢いを緩めるつもりはないようだ…
インドのビジネス紙Mintによると、Appleはインド産業政策振興局と協議を行っている。インド政府が外国企業によるインド国内での単一ブランドの小売店の完全所有・運営を認める決定を下したことを受け、Appleはインド国内での直営店展開を検討している。
「彼らは何店舗開店するのかまだ明らかにしていない」とインド当局者は述べた。「方針は既に決まっている。今はもうドアは開いている」
Appleは今のところインドに実店舗を持たないものの、iStoreやImagineといった正規販売代理店と提携しています。Appleがインドで自社店舗を開設するという見通しは非常に興味深いものです。その理由は、同社が近隣諸国である中国と台湾に複数の製造工場を保有しているからです。おそらく、これはインドの消費者にとってより安価なApple製品を提供することにつながるでしょう。
「アップルのような企業がインド国内に独自の小売店を開店すれば、価格が下がる可能性があるほか、アップルの小売りフロントエンドの革新性により、インド国内の小売部門で競争力が増す可能性がある」と、市場調査会社IDCインドの副社長兼カントリーマネージャー、ジェイディープ・メータ氏は述べた。
Appleの小売部門の成功は、ほぼ独力で、同社の元小売事業担当上級副社長であるロン・ジョンソンの功績と言えるでしょう。彼のリーダーシップの下、Apple Storeは2001年5月にバージニア州タイソンズコーナーに最初の店舗をオープンしてからわずか2年後には、年間売上高が10億ドルを超えました。2000年1月にAppleに入社したジョンソンは、2011年11月1日にAppleを退社し、米国の小売チェーンJCペニーのCEOに就任しました。
[TNW経由ライブミント]