Recodeの報道によると、Appleは、近々発表予定のウェブテレビサービスにおいて、コンテンツパートナー各社に独自のストリーミング配信を依頼したいと考えている。クパティーノに本社を置く同社は、パートナー各社に対し、噂されているこのサービスにおけるストリーミングインフラの責任だけでなく、その費用も負担するよう求めている。
Appleのシニアバイスプレジデント、エディ・キュー氏が、このような契約に難色を示しているパートナー企業との交渉を主導していると言われている。CNBC、Fox、ABCなどのネットワークは現在、Apple TVアプリを通じてストリーミング配信を行っているが、新しいウェブTVサービスがもたらすユーザー数やストリーミングの急増にはまだ対応していない。
Recodeによると、Appleはハードウェアとソフトウェアで消費者に注力し、コンテンツプロバイダーにネットワークの重荷を負わせたいと考えているようだ。さらに、ComcastやVerizonといったブロードバンド/ケーブルネットワークプロバイダーが、従来のテレビの競合相手としてAppleを不利に扱うようなことはないと考えているのではないかとの見方もある。
ウォール・ストリート・ジャーナルは先月、ストリーミングサービスに関する具体的な詳細を最初に報じた。有力紙である同紙は、Appleが9月に同サービスを開始し、ABC、CBS、FOXといった大手ネットワークを含む約25チャンネルが参加すると報じた。
出典: Recode