膨大なiTunesの楽曲ライブラリと、共有のソーシャルな側面を組み合わせれば、米国特許商標庁が火曜日にAppleに付与した特許の背後にあるものが何なのか、少しは分かるだろう。
「協調的なグループ音楽体験」を記述したこの特許は、「サイレントディスコ」と呼ばれる流行のアクティビティをヒントにしています。サイレントディスコとは、人々が集まって大音量で音楽を聴くのではなく、ヘッドフォンを装着してDJの音楽を聴くことです。この特許は、目立った技術的ニーズに対応していると言えるでしょうか？いいえ、そうではありません。しかし、Apple自身の風変わりなルーツを思い起こさせるものです…。
Appleの特許概要（AppleInsider経由）によると、本発明はiPhone、iPad、iPodなどの「個人用通信機器をそれぞれ使用しているグループ間での音楽体験の共有」に関するものである。
この技術は、単に複数の人の間で曲を共有するのではなく、テンポや1分間の拍数といった曲の特徴を送信します。するとシステムがユーザーの音楽データベースを検索し、最も近いものを選んで、さあ、ディスコへ出発です。
Appleは、写真撮影に最適な照明を作り出すフラッシュ機能の共有など、他の形式のデバイス共有に関する特許も取得しています。App StoreにはDJ向けの高品質なiOSアプリがいくつかリリースされていますが、本日の特許は、AppleがiTunesユーザー向けにDJアプリの開発を検討していることを示唆している可能性があります。
特許では、同社は「サイレントディスコ」の技術が単一のアプリに収まると述べている。これはスタンドアロンアプリが実現可能という意味なのか、それともAppleがこの技術をiTunesに組み込むことを検討しているのか、あるいはまだ想定されていないのか、推測の域を出ない。
