カナダのスマートフォンメーカーBlackBerryは本日、iOSおよびAndroidデバイスのエンタープライズセキュリティを強化する新たなオプション「Secure Work Space」を発表しました。BlackBerry Enterprise Services 10の一部であるSecure Work Spaceは、VPNインフラストラクチャを必要とせずに、iOSおよびAndroidスマートフォンとタブレットのBlackBerryセキュリティを拡張します。具体的には、このオプションは、安全なメール、カレンダー、連絡先、ブラウザに加え、安全なドキュメント管理と仕事用アプリの導入を提供します。
メディアリリースによると、このソリューションにより、顧客は企業のファイアウォールの背後にある企業データにアクセスするために高価なVPNインフラストラクチャに頼ることなく、仕事のデータと個人データを分離できるようになります。
BlackBerryは、デバイス、サーバー、ネットワークの各レベルでセキュリティを提供します。Secure Work Spaceは、BlackBerryスマートフォンで利用可能な信頼性の高いファイアウォール内接続を活用し、保存データと転送中データの両方に対するBlackBerryのセキュリティ機能をiOSおよびAndroidデバイスにも拡張します。
顧客は、BlackBerry Enterprise Service 10 の単一のコンソールを通じて Secure Work Space コンテナを管理できます。2013 年 1 月の BlackBerry Enterprise Service 10 サーバーのリリース以来、Secure Work Space は世界中で試験運用されています。
http://www.youtube.com/watch?v=c0UEQXUNBto
BlackBerryは、Boxなどのアプリパートナーと提携し、クラウドでのビジネスコラボレーションを提供しています。無料トライアルが利用可能で、Secure Work Spaceのクライアントアクセスライセンスはデバイス1台あたり年間99ドルからご利用いただけます。
仕事用データと個人データの分離は、同社の Knox エンタープライズ ソフトウェアを実行する一部の Samsung デバイスで利用できます。
iOS 7では、Appleは同様のオプションで企業のセキュリティを強化しています。
AppleはiOS 7のウェブページで、「iOS 7には、企業が従業員にiOSデバイスをより簡単に配布できるように設計された多くの新機能が含まれています」と述べています。「業務データと個人データの保護強化、アプリライセンスの管理、モバイルデバイス管理へのシームレスな登録、ワイヤレスアプリ設定、エンタープライズシングルサインオンのサポート、サードパーティ製アプリのデフォルトのデータ保護などの機能が含まれています。」